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2023/11/19 18:39



ボサツ日記 第一夜『刺繍機』
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アトリエに刺繍機がやってきたのは2021年6月のこと。これは人生で圧倒的に一番高価な買い物となり、契約書にハンコを押す時はメーカーの方もこの子大丈夫か?!と心配そうな顔で私の震えまくる手を見つめていました。

"私もこの刺繍機において相当技術を身につけたもんだなぁー"と調子にのっていると、そういうタイミングで刺繍機の機嫌がとても悪くなります。これは不思議なものです。『ごめんごめんごめん!』と、針替えや油さし、細かい所の埃取りを分解してやるとまた『それそれっ!!!』と下糸がなくなるまで一回も止まることなく進んでくれます。

この刺繍機から日々学ぶことは、絶対にやらなければいけないことがまずメンテナンス。人も機械も、消耗品でフル稼働ですからね。寝ることもゆったりする時間をとるのもメンテナンスです。具合悪い時は原因が必ずあります。慣れたら"自分のものやし!"ってほんま調子にのってしまいますね。めちゃくちゃ反省。。でもその繰り返しでちょっとずつちょっとずつ。しゃあないな!!!

お店の刺繍服は写真のようにこんな風に作ってます。一枚一枚時間をかけて作っているので大量生産ができません、刺繍ならではの醍醐味で最高です。届いた商品、どうぞいっぱい着てあげてくださいね◎